後焼け野原となった福岡の街が徐々に復旧し、次第に賑わいを取り戻していました。
そんな最中、一人の男が一念発起。
50組の布団と1台のリヤカーを手に入れました。
男の名は原幸之助。
幼い頃より商いを学び、大陸へ渡って事業に成功します。
しかし、時代は太平洋戦争へ突入。
命からがら裸一貫で日本へ戻り、物売りの商売からの脱却を決意。
「これからはモノ売りじゃない。モノ貸しの時代が来る」
この読み通り事業は軌道に乗ります。
街も活気を取り戻し、昭和から平成へ。
幸之助のバトンを受け継いたのは教員出身の二代目と板前志望の三代目。
彼らに困難が立ちはだかります。
偉大な創業者の死。
迎える経営難。
しかし彼らには困難を乗り切る知恵と幸之助の魂を受け継ぐ心がありました。
丸屋創業物語
その長きにわたるドラマを追います。